第17回労災重度被災者作品展
当財団では、全国の賛助会員の皆様から寄せられた賛助金により、不慮の労働災害及び通勤災害により重度の障害を負われた重度被災労働者が、制作された作品を広く一般に発表する場を提供することを目的として、労災重度被災者作品展を毎年開催しております。
第17回労災重度被災者作品展~
リハビリからアートまで~は、令和4年10月19日(水)~21日(金)の3日間、福岡市の「マリンメッセ福岡A館 海のモール」で開催し、全国にお住いの労災重度被災者61名の方々から絵画、写真、書、紙工品など、131点の出展がありました。
開催期間中は、作品展に出展されたご本人及びその家族、全国産業安全衛生大会(中央労働災害防止協会主催)に出席された方などが鑑賞され、次のような意見が寄せられました。
- 展示品とともに作者のメッセージ、思いを掲載されていた。感動する言葉の教えだった。
- このような方々の作品を拝見するのは初めてでした。よい機会になりました。
- 被災されたご本人のコメントが明記されており、ご本人の作品への熱意、あるいは労働災害によって突然生活が大きく変わったことへの思いを伺い知ることができた。労働災害の予防、並びにその事後対応に関わる者として、被災者の心に沿った対応を心掛けたいと思う。
- 日本企業は事故を起こさないことばかりに目を向け、事故を起こして不自由になった人には目を向けていない。こういう展示会を続けて頂き、目線をこちらに向ける様努力継続して欲しい。