第12回労災重度被災者作品展
当財団では、全国の賛助会員の皆様から寄せられた賛助金により、労災重度被災者作品展を毎年開催しております。
第12回労災重度被災者作品展~
リハビリからアートまで~は、去る平成28年10月19日(水)~21日(金)の3日間、仙台市の「みやぎ産業交流センター(夢メッセみやぎ)」で開催し、東北地区に在住される労災重度被災者の方を中心に53名の方々から絵画、写真、書、木工品、絵手紙など、123点の出展がありました。
開催期間中は、作品展に出展されたご本人及びその家族、全国産業安全衛生大会(中央労働災害防止協会主催)に出席された方などが鑑賞され、次の意見が寄せられました。
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絶望のふちから生きる姿を強く感じました。
作品をつくれない重度の方もきっとたくさんいると思うと心が痛いです。 - 自分以外の作品を見ることができて、とても参考になりました。
- 健常者でも作りきれない大変苦労しそうなものを作り上げる。成し遂げられるという意思のエネルギーがすごいと思った。
- 会場が郊外のため訪れるのに少々苦労する。より多くの方々に見てもらえるのにもったいない気がした。
- ケアプラザの近くに住んでおります。これからも好きな絵画制作に頑張って下さい。
- リハビリとはいえ、完成度が高いのに感心した。
- 作成者の思いや、作品の背景について解説文を見たかった。作品を展示するだけではもったいないと思った。
- 私達が何気なく過ごしている日常をとても掛替えのないものとしてとらえて、その一瞬一瞬を大事にされていると感じました。
- 作品作りはとても楽しい。若い頃美術学校を出ましたが、五体何不自由なく40年も過ぎていますが、絵を描いてみようか物つくりをしてみよう、これから老いて行く中で、いつかやろうと思っていてもなかなか始められないでいます。この作品展を見せて頂き「やらなきゃ!」と思いました。
- 大変感動しました。労災ゼロを真に願います。