第9回労災重度被災者作品展
当財団では、全国の賛助会員の皆様から寄せられた賛助金により、労災重度被災者作品展を毎年開催しております。
第9回労災重度被災者作品展~リハビリからアートまで~は、去る平成25年10月30日(水)~11月1日(金)の3日間、大阪市の「インテックス大阪(5号館)」で開催し、近畿地区に在住される労災重度被災者の方を中心に57名の方々から絵画、写真、書、木工品、絵手紙など、171点の出展がありました。
開催期間中は、全国産業安全衛生大会(中央労働災害防止協会主催)に出席された方、作品展に出展されたご本人及びその家族などが鑑賞され、次の意見が寄せられました。
- たまたま来ましたが、障害を負われた方々がとても細かい作業が必要な作品をこんなにきれいに作られていることに驚くとともに感動しました。素敵な作品展でした。
- いずれの作品も心がこもって精一杯さも伝わってきます。もし、自分がその立場になった時に、この方々の様に前向きにやっていけるだろうか、労働災害に遭わない様に十分注意したい。
- 多くの人に見ていただく様お願いします。ハンディを持ちながら、作品を作り上げる自分との戦いをして完成する感激は、言い表せないほどその人の生き様に感動します。また、その元気をいただきました。ありがとうございました。
- プロ級のすばらしい作品もあり、驚きました。コメントを一つ一つ読んでいると胸がつまるものがたくさんあります。皆さん色々な思いを持たれて作られたのだと思います。前向きに頑張ろうと思わされ、励まされた気がします。
- ハンディがありながら忍耐強く制作されたと思います。素晴らしい作品も多く、頭が下がる思いです。今日は元気をいただきました。ありがとうございました。
- 筆を口にくわえて絵を描いたという風に書かれているのを見て、非常におどろきました。説明書きがなければ、まったく分かりませんでした。非常に良いものを見せてもらいました。ありがとうございました。
- 職場にも障害を抱えながら働いている職員もいます。常に自分の不幸を嘆いて過ごしているので、この作品展の報告と、その職員とこれから何ができるか一緒に考えていきたいと思いました。
- 会社の研修で緑十字展に来たのですが、ポスターを見て気になり立ち寄りました。この様な被災された方々の作品展があることに感動しました。作品も購入したくなるものがあって、楽しく拝見しました。
- 労働災害に遭われ体が不自由になられても、このような素晴らしい作品を創られる方々に対して尊敬の念がたえません。並大抵の努力ではないと思いました。これからも素晴らしい作品に取り組まれて下さい。
- 圧倒されるレベル、とてもリハビリという言葉で済まない素晴らしい作品の数々でした。アートを眺めていると、労災重度被災者ということを忘れてしまうほどです。
- 素晴らしい作品がたくさんあり感動しました。日頃、愚痴ばかり言っていますが、皆さんの一生懸命な姿を思うと恥ずかしくなりました。これからも、たくさんの作品を見せて下さい。ありがとうございました。
- 社会福祉の仕事もしている関係で、障害をお持ちの方とよく話をします。また作業所等にも行きますが、皆、前向きで良く頑張っています。本日、作品を見せて頂き大変元気を頂きました。私の友人達にも話して、励ましたいと思います。
- 本年も見せて頂き、ありがとうございました。障害にあわれた後、残された機能を精一杯使い一心に作品を作られたことに敬服します。何年もの長きにわたりわずらわれていることを教訓に、労災の防止に尽力したいと思います。
- 人生で感じる内容が多い。写真はわからないが、手で時間をかけた作品が身体にハンディを持って、これだけの作品に仕上げることは、生きるすべてがある様に見える。ちょっとビックリ、ちょっと素晴らしい。そしてこれからも作って下さい。ダウン症を親戚に持つ男より。
- 被災された方々には、誠に失礼でありますが、作品全部、制作された方の“生きる”、“生きたい”、“元に戻れたら”、“元気だったころ”様々な思い、願望、回想、きりがありませんが、生々しく感じ、また、安全であり普通と思われている日常が、何にも代え難い宝であることを思い知らされました。制作された方々に、心から敬意を表します。大変貴重なものを拝見させていただいて、ありがとうございました。
- 障害に負けずに頑張っている姿が目に浮かび、交通・仕事での災害をなくすことが、本当に必要だと感じた。会社でもその思いを伝えていきたい。ありがとうございました。