関東労災年金支援センター

モデルはお母さん

埼玉県在住 庄田 様
22 歳事故で被災、脊髄損傷、脳挫傷。
両下肢、右半身機能障害、失語症の障害が残存しています。
被災後39年経過され、90才のお母様と妹様が温かく見守ってくださり在宅生活を送っています。学生の頃から絵を描くことは好きでしたが、受傷後に1年間お母様同伴にて、浦和の障がい者交流センターに通い油絵を習い本格的に描き始めたとのことです。
大きなキャンバスに左手のみで油絵を製作されていますが、どの作品も繊細でダイナミックで温かみのある作品ばかりで、いつもその力作に感動しながら拝見させて頂いています。
当財団の「労災重度被災者作品展」には、毎年作品を出展していただいています。昨年出展されたお母様を描かれた作品(「わはは」)は、地元新聞にも掲載されたとのことです。
また、お母様の着物姿の作品は県展で入賞されたとのことで、かなりの腕前です。お母様のお優しい愛情深い雰囲気が溢れる作品です。言葉がうまくでないこともありますが、お母様にはいつも感謝の気持ちを込められてありがとうと笑顔で伝えておられます。
訪問するたびにご本人とご家族様から感動と元気をいただいています。

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庄田さん

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油絵

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第16回作品展出展作品「わはは」

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着物姿のお母様

(埼玉県担当 樽井 労災ケアサポーター)

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