中部労災年金支援センター

令和04年09月14日掲載 訪問時のエピソード

三重県の松井さん(63歳) 頚髄損傷

松井さんは今年で受傷後30年になります。
頚髄損傷で受傷後に入退院された後、国立身体障害者リハビリセンター病院に転院し、スポーツ訓練リハビリ、そして職業リハビリセンターのインテリアデザイン科でCAD等を学び、元々大工をされていたこともあり、自宅に戻ってからもそれを活かした仕事を自宅でされていました。自宅は事故前に松井さんが建てられたそうです。
右半身より左半身の方が力が入るので、しばらくは左ハンドルの車が体に合っているため乗られていました。昔からバイクや車は好きだったこともあり、受傷後30年の間にたくさん乗り換えているそうです。
還暦を迎え、車だけでなく車椅子やロフストランドクラッチも赤色です。
また、最近ストレッチボードに乗る事も習慣になっていて、数年前に痙性が急に起きたり歩行困難な時期が続き車椅子生活となり年齢的なものと思っていたところ、国立身体障害者センターにいた頃に購入してあったストレッチボードに短時間ずつ乗る事を始めたところ、腰の張りが軽減し、再び歩行できるようになりました。
松井さんは、友人も多く外出する事も苦ではないので、コロナ前はよく外出したり海外にも行ったりされていました。コロナの影響で外出は減ったものの、元々性格が明るく前向きな方なので訪問のたびにこちらが元気をもらえます。

写真 写真 写真

赤い車椅子

赤い車とロフストランドクラッチ

ストレッチボード

 

ページの先頭へ