中部労災年金支援センター

平成29年10月10日掲載 訪問時のエピソード

石川県羽咋郡の西さん(60歳) 全盲

10年前、機械に頭部を挟まれて顔面骨折、眼球破裂で全盲になられた西さんは行動範囲が狭く、事故のショックも重なりうつ状態に陥っていました。
そんな時、労災年金受給者に対する盲導犬の無償貸与制度を知って申込み、訓練を経て盲導犬『クルーズ』と出会い、2010年4月に大切なパートナーとなってから8年目になりました。盲導犬は安全に歩く為の大切な存在で、出会った事でうつ状態もなくなり、この制度に大変感謝しておられます。今では病院、散歩や旅行等と行動範囲が広がって外出を補助してもらい、家族5人で楽しく暮らしておられます。
盲導犬は10歳前後でユーザーと別れ引退することになっています。 現在、クルーズは9歳3ヶ月、来年7月には10歳になります。クルーズの引退後の行先は未定ですが、ゆっくり幸せに暮らして欲しいと望まれています。 西さんに寄り添っているクルーズに会えるのが最後になるかもと思い、今回、紹介させていただきました。

写真 写真
西さんと『クルーズ』

 

ページの先頭へ